アジャンターの石窟寺院群(世界遺産登録年 1983年)
インド・マハーラーシュトラ州のデカン高原、ワゴーラー川沿いの断崖に築かれた「アジャンターの石窟寺院群」は、全長約600mにわたり30以上の石窟が並ぶ壮大な仏教遺跡です。
紀元前2世紀から紀元後7世紀にかけて造営されたこの寺院群は、前期窟(紀元前2世紀〜紀元後2世紀)と後期窟(5〜7世紀)に分かれています。
前期窟にある壁画はほとんど剥がれ落ちていますが、第10窟にはインド最古の仏教壁画が残っています。
僧侶たちが居住するためのヴィハーラ窟にはブッダの前世の説話(本生話)や伝記(仏伝図)などの壁画があり、礼拝のためのチャイティヤ窟には浮き彫りや仏像がみられます。
第1窟の「蓮華手菩薩」は、その優美な表現と神秘的なまなざしで、インド美術の最高傑作と称され、法隆寺金堂の壁画にも影響を与えたといわれています。
🔴 アジャンターの石窟寺院群のYouTube動画
🟡 アジャンターの石窟寺院群のWikipediaと世界遺産関連サイト
🔵 旅程
- 日本からインド・ムンバイ(またはデリー)へ国際線で到着
- ムンバイから国内線でオーランガバード空港へ移動
- オーランガバード市内からバスまたはタクシーでアジャンター石窟寺院群へ(所要約3時間)
- 入場ゲートからシャトルバスで石窟寺院入口へ移動
断崖に連なる石窟群を前に、インド最古の仏教壁画が目の前で息づいていることに圧倒されました。
第1窟の「蓮華手菩薩」は、静謐でありながらどこか親しみを感じる不思議な存在感で、長い時を超えて今も人々の心を打つ理由がよく分かります。
壁画や彫刻の細やかさ、色彩の美しさは想像以上で、古代インドの仏教文化の高さと精神性に深く感動しました。
ジャングルに埋もれていたからこそ守られたこの遺跡は、まるで時空を超えた美術館。
世界遺産としての価値を肌で感じる、忘れられない体験となりました。
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