アレッポの旧市街（世界遺産登録年 1986年）
シリア北部のアレッポは、メソポタミアとヨーロッパをつないだ交易都市です。
紀元前2000年頃からヒッタイトやアッシリア、ギリシャ、ローマ、イスラム諸王朝の支配下に置かれてきました。
旧市街には十字軍やモンゴルの攻撃にも耐え抜いた堅牢なアレッポ城や、洗礼者ヨハネの父ザカリアの遺体が納められたと伝わる8世紀創建の大モスク（ウマイヤ・モスク）など、数々の歴史的建造物が残っています。
世界遺産として評価されたのは、アレッポにはさまざまな民族が住み多様な文化があり人類の歴史が多く詰まった都市であったという点です。
2011年に勃発したシリア内戦で、アレッポは長期戦闘の舞台となり、スークや大モスクが破壊されるなど街は深刻な被害を受け、2013年に危機遺産にも登録されてました。
🔴 アレッポの旧市街のYouTube動画
🟡 アレッポの旧市街のWikipedia＆関連サイト
🔵 旅程
- 東京（羽田または成田）発 → ドバイまたはアンマンで乗り継ぎ
- 乗り継ぎ地発 → ダマスカス国際空港 着
- ダマスカスから国内線または陸路でアレッポへ移動（約4〜5時間）
- アレッポ旧市街に滞在、ホテル周辺に拠点を取りながら散策
アレッポ城を訪れて、歴史の重みに圧倒されました。古代から続く戦場の跡として、幾多の文明と戦火を乗り越えてきたその姿は、まさに中東の歴史の象徴です。
しかし今、この世界遺産もシリア内戦により深刻な被害を受け、崩壊の危機にさらされています。過去と現在の戦争の爪痕が重なるアレッポ城は、平和の尊さを静かに訴えかけてくるようでした。
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あさたま世界遺産マップ
これまでに取り上げた世界遺産をマップにしました。
世界遺産検定テキスト
この世界遺産は、世界遺産検定のテキストに登場するものからご紹介しています。
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