イスファハーンのイマーム広場
イランのイスファハーンは、16世紀末、サファヴィー朝第5代君主アッバース1世が、コーランに記された楽園を理想として築いた都で「イスファハーンは世界の半分」と称されるほど繁栄を極めました。
イスファハーンの中心にあるイマーム広場は、南北512メートル、東西159メートルの広大な空間で2層構造の回廊に囲まれています。
回廊に組み込まれる形で宮殿やモスクが建造されており、アリー・カプー宮殿は、15世紀のティムール朝時代に建てられた宮殿にアッバース1世が2層の建物を増設したもので、宮殿内の壁は、鳥や人物の細密画で埋め尽くされています。
高さ47メートルのドームを持つイマーム・モスク、王族専用の礼拝堂として建設されたシェイフ・ロトフォッラー・モスクなど、これらのモスクには幾何学的なアラベスク模様があしらわれています。
🟢 イスファハーンのイマーム広場の基本情報
・正式和名:イスファハーンのイマーム広場
・正式英名:Meidan Emam, Esfahan
・国:イラン
・登録区分:文化遺産
・登録年:1979年
・登録基準:(i) サファヴィー朝建築の傑作 (v) 宗教・政治・商業が融合した都市空間
🔴 イスファハーンのイマーム広場のYouTube動画
🟡 イスファハーンのイマーム広場のWikipediaと世界遺産関連サイト
🟠 覚えておきたい英単語10選
- 広場(square) 2. イスラム建築(Islamic architecture) 3. モスク(mosque) 4. 王朝(dynasty) 5. 青いタイル(blue tiles) 6. 世界遺産(World Heritage) 7. 商業(commerce) 8. 宗教(religion) 9. 都市設計(urban design) 10. 歴史的中心地(historic center)
🔵 旅程
- 日本からドバイまたはドーハ経由でイランの首都テヘランへ(約16-17時間)
- テヘランからイスファハーンまで国内線で約1時間、またはバスで約6時間
- イスファハーン到着後、イマーム広場周辺のホテルにチェックイン
- イマーム広場、イマーム・モスク、アリー・カプー宮殿、シェイフ・ロトフォッラー・モスクを見学
- バザールでペルシア絨毯や伝統工芸品のショッピングを楽しむ
- ザーヤンデ川にかかるスィー・オ・セ橋などの市内観光
夕暮れ時のイマーム広場に立つと、青いタイルが夕日に照らされて神秘的な輝きを放っています。
かつてアッバース1世が「世界の半分」と讃えたこの場所で、時を超えた美しさに包まれていると、イランの人々の芸術への深い愛情と、この国が歩んできた悠久の歴史を肌で感じることができます。
広場を取り囲むアーケードを歩きながら、数百年前の商人たちの喧騒が聞こえてくるような錯覚に陥り、現在もなお生き続けるペルシア文化の豊かさに心を奪われました。
地元の人々の温かさと親切さに触れ、イランという国への先入観が完全に覆される体験でもありました。
毎日が世界旅行!魂に目覚める朝活「あさたま」参加者募集中!
毎日が世界旅行!魂に目覚める朝活「あさたま」では、毎回、世界遺産を1つピックアップしてシェアしています。平日朝6:30〜6:45 15分間気功エクササイズで心身を整えましょう!(参加費無料)
お申し込みをお待ちしています!

あさたま世界遺産マップ
これまでに取り上げた世界遺産をマップにしました。
世界遺産検定テキスト
この世界遺産は、世界遺産検定のテキストに登場するものからご紹介しています。
世界遺産検定は、NPO法人世界遺産アカデミーが主催する検定試験です。
世界遺産検定テキストはアマゾンで購入できます!
⬇️ ⬇️ ⬇️
