ジャズ・スタンダード曲で英会話を学ぼう！- Vol.1 “All of Me”

曲の紹介

『All of Me』は1931年にGerald MarksとSeymour Simonsによって作曲された、ジャズの名曲中の名曲です。

この曲は、恋人への切ない想いを歌ったラブソングで、シンプルながらも心に響くメロディと歌詞が特徴です。

ABAC構造を持つこの曲は、ジャズ初心者からプロまで幅広いミュージシャンに愛されています。

『All of Me』は数多くのアーティストによって演奏されてきました。中でも特に有名なバージョンを以下に挙げます：

以下のリンクから、この曲の素晴らしい演奏を楽しむことができます：

歌詞付き動画で”All of Me”を歌ってみよう！

この曲のテーマは「全てを捧げる愛」です。

歌詞では、恋人への深い愛情と別れによる喪失感が描かれています。

「Take my lips, I want to lose them（私の唇を持っていって）」や「You took the part that once was my heart（あなたは私の心そのものを奪った）」など、詩的で感情的な表現が印象的です。

聞きどころとしては、メロディラインが感情の高まりを表現しており、特に最後の「So why not take all of me?」というフレーズが心に残ります。

また、この曲はジャズ特有の即興演奏（インプロビゼーション）にも適しており、アーティストごとの個性が際立ちます。

Take all of me
- 意味：私の全てを受け入れてください。
- 解説：愛情や献身を表すフレーズで、強い感情が込められています。
I’m no good without you
- 意味：あなたなしでは私はダメです。
- 解説：相手への依存や愛情深さを表現しています。
Your goodbye left me with eyes that cry
- 意味：あなたとの別れで涙が止まりません。
- 解説：「eyes that cry」という詩的な表現が特徴的です。

恋人同士で使う場合
- A: “Would you take all of me?”
  （私の全てを受け入れてくれる？）
- B: “Of course! I love every part of you.”
  （もちろん！君の全てが大好きだよ。）
友達同士で冗談として使う場合
- A: “You ate all the pizza! Why not take all of me too?”
  （ピザ全部食べちゃったじゃん！ついでに私も食べちゃえば？）
- B: “Haha, sorry! I was just so hungry!”
  （はは、ごめん！お腹が空きすぎてたんだよ！）
映画や音楽について話す場合
- A: “Have you heard ‘All of Me’ by Billie Holiday?”
  （ビリー・ホリデイの『All of Me』聴いたことある？）
- B: “Yes, it’s such a beautiful song! The lyrics are so touching.”
  （うん、とても美しい曲だよね！歌詞が本当に感動的だよ。）

『All of Me』は、英語学習にも最適なジャズスタンダードです。

この曲を通して、英語表現だけでなく、音楽そのものも楽しんでみてください！