平和への祈り 平和への行動

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しあわせ鍼灸師のたかこです。

沖縄は、私にとって遠いようで近いような、懐かしいような感じのするところです。

戸籍謄本を取り寄せて分かったのですが、子供の頃に離別した父は、再起を図るために、49年前、沖縄市に移住していました。

4年前、がんを罹患した長女は、術後、療養と家族関係の再構築のため、那覇市に移住しました。

私も新しい人生をスタートするこの時に、沖縄県名護市で1ヶ月滞在できる機会を得ることができたことに感謝しています。

海と空と自然と人と、共生し、蘇生していく。そんな力を沖縄に感じています。

数ヶ月前から体調の悪かった私は、沖縄滞在中も寝たり起きたり、庭の草取りをしたり、なんとなくダラダラと毎日を過ごしていました。

体調の良い日は、海に泳ぎに行くのですが、すぐに疲れていました。

体調と向き合う時間が必要だったのだと思います。

沖縄でのんびり過ごすことができたから、「今を生きることが楽しい」ということを思い出せました。

ダラダラ過ごす時間も無駄ではなかったと思います。

恩納村の海岸にて

沖縄では、先の大戦でアメリカ軍が上陸し地上戦が行われ、多くの人命が失われました。

沖縄平和祈念資料館を見学し、琉球王国からの沖縄の歴史と、戦争当時の状態を知り、衝撃を受けました。どんな大義名分があっても人の生命より大切なものは絶対にありません。「すべての人は尊厳を生まれながらに持っている」戦争は命と命の奪い合い。得るものは何ひとつなく、失うものばかりです。

沖縄平和祈念公園には慰霊碑があります。そこには沖縄の人のみならず、沖縄戦などで亡くなられたアメリカ兵も日本兵も、平和の礎(へいわのいしじ)に名前が刻まれています。沖縄戦などで亡くなられたすべての戦没者を追悼し、恒久平和の希求と悲惨な戦争の教訓を正しく継承するとともに、平和学習の拠点とするためです。

平和の礎の前で、平和への祈りを込めて、「すべての人にそんげんと生きがいを」と、ひらがな太極拳をしました。

平和を学ぶこと、どうすれば平和に暮らせるのか。自分のできることで、自分の周りから平和を作っていくことに努める。すべての生命にある尊厳を大切にする行動と、生きがいを持って人生を歩んでいくことが平和に繋がっていくと信じています。

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