あなたの「人権センサー」診断チェックリスト

人権

この記事は、人権の専門家ではない宮崎の一個人事業主・ゆうとりが、AIと最新の情報を頼りに学びながら書いています。経済でも健康でも幸福でもつながっている「人権」というテーマを、宮崎から一緒に考えていくための連載です。

人権を「自分ごと」にする、最初の一歩

これまでこの連載では、宮崎の人権施策や、経済・幸福といった尺度から人権について考えてきました。

ただ、こうした話は「大事なのは分かるけれど、自分の日常とはちょっと距離がある」と感じられることもあるかもしれません。

そこで今回は、少し視点を変えて、あなた自身の日常の中にある「人権センサー」を確認できる簡単なチェックリストを作ってみました。

正解・不正解を判定するものではなく、自分の感覚に気づくためのきっかけとして、気軽に読んでみてください。

誰かに見せる必要も、点数をつける必要もありません。自分だけのものとして、ゆっくり向き合ってみてください。

人権に対する「感度」は、子供時代をどう過ごしたかが大きく影響していると考えています。特に大きいのは、家庭環境です。
親が、他者に対して、子供に対して、どう接してきたかに大きく左右されると感じています。

もちろん、学校教育や、友達とのかかわり方の影響も、少なからずあります。

自分を大切にする、とはどういうことかが理解できて初めて、他者を大切にする、ということも理解できるようになるのだと思います。

自分がどう扱われたかが、その後の人権意識に深くかかわっていて、子供時代に負った深い傷は、大人になってからもずっと引きずったまま、苦しい時期を過ごす人も、きっと多いと思います。

でもいつかは、癒しのチャンスがやってきます。そのチャンスを逃さないようにしたいものです。

自分の境遇を悲観せず、ポジティブな気持ちでいることが大事だと思っています。

癒しのチャンスはきっと訪れます。

意識の向け先が自分ばかりに向いているのか、それとも、他者のほうに向けられているのか。

いままでより少し高い視点、広い視点で、自分を見つめられるようになれたら、人権のことがよりクリアに理解できるようになります。

日本でも海外でも、民主主義を唱えながらも、人間の欲望が渦巻いていて、理想とは程遠いと感じる人もきっと少なからずいると思います。

人間社会にはまだまだ人権についての課題が山積みだということを知れば、自分だけが重荷を背負っているわけではない、ということがわかってきます。

本当の人間のあり方とはどんなものだろう。

そう自らの意思で求め続けること、生き方について学び続けること、人と出会っていくこと。

行動することで、少しずつ人格がより良い方向へと成長していきます。

なぜ「セルフチェック」という形にしたのか

人権というテーマは、ニュースで見る大きな事件や、遠い国の出来事として語られることが多く、「自分の日常とは関係のない話」だと感じられがちです。しかし実際には、職場での何気ない一言、SNSでの反応、家族との会話など、ごく身近な場面に人権への配慮は表れています。

大きな問題を論じる前に、まず自分自身の日々の感覚を見直してみることには意味があります。

なぜなら、社会全体の空気は、一人ひとりの小さな言動の積み重ねでできているからです。

今回のチェックリストは、その小さな積み重ねに気づくための入り口として作りました。

誰かを変えようとする前に、まず自分自身の感覚を確かめてみる。

それが、遠回りに見えて、実は一番確実な出発点だと考えています。

人権センサー・チェックリスト

以下の項目のうち、思い当たるものはいくつありますか。

  1. 職場や地域で、自分と違う立場の人の意見を、最後まで聞こうとしている
  2. 「普通は〜だよね」という言い回しを、無意識に使っていないか気になったことがある
  3. ニュースやSNSで差別的な発言を見かけたとき、違和感を言葉にできる
  4. 家族や友人に、自分と違う考え方の人がいても、関係を大切にしている
  5. 誰かの見た目や属性だけで、能力や人柄を決めつけていないか振り返ることがある
  6. 「みんなと違う」という理由で、誰かを避けたり遠ざけたりした経験を振り返ったことがある
  7. 自分の職場や地域に、困っている人が声を上げやすい雰囲気があるか考えたことがある
  8. 子どもや高齢者、障がいのある人の立場に立って、身の回りの環境を見たことがある
  9. 「人権」という言葉を、堅苦しいものではなく、自分の日常の話として捉えられている
  10. 誰かの尊厳が傷つけられている場面を見たとき、見て見ぬふりをせずにいたいと思っている

それぞれの項目に込めた視点

1〜4番は、日々のコミュニケーションの中での「聞く姿勢」や「言葉の選び方」に関する項目です。何気ない言い回しほど、無意識の前提が表れやすいものです。

5〜7番は、自分自身や周囲の環境を、少し引いた視点で振り返るための項目です。特に6番は、多くの人にとって耳が痛い項目かもしれません。誰しも一度は、多数派の側に立って誰かを遠ざけた経験があるはずです。それを責めるためではなく、思い出すこと自体に意味があります。

8〜10番は、自分とは異なる立場に想像力を働かせられているか、そして実際に行動できているかを問う項目です。特に10番は、見て見ぬふりをしないという「行動」に踏み込む項目であり、この連載全体を通じて、最終的に読者の皆さんと一緒に育てていきたい姿勢でもあります。

結果よりも大事なこと

いくつ当てはまったでしょうか。数が多いから良い、少ないから悪いという話ではありません。大切なのは、こうした問いを通じて、普段は意識していない自分の感覚に、少しでも光を当ててみることです。

実際、宮崎県が5年ごとに実施している県民意識調査でも、「宮崎県が人権が尊重される県になっているか」という問いへの肯定的な回答は、平成30年度の調査から令和4年度の調査にかけて41.9%から48.0%へと増加しています。

一人ひとりのこうした小さな気づきの積み重ねが、その変化を支えているのだと思います。この数字を動かしているのは、制度や政策だけではなく、今この記事を読んでいるあなた自身の日々の感覚でもあるはずです。

チェックの後、どう活かすか

チェックリストは、やって終わりにしてしまうと、ただの一時的な自己満足で終わってしまいます。おすすめしたいのは、当てはまらなかった項目のうち1つだけを選び、次の1週間、意識してみることです。たとえば2番の「普通は〜だよね」という言い回しを、1週間だけ意識的に減らしてみる。それだけでも、自分の中の無意識の前提に気づく機会が増えるはずです。

大きな行動目標を立てる必要はありません。小さく、具体的に、期間を区切って試してみることが、習慣として定着させるコツだと感じています。

いきがいカフェの視点:気づきは「美徳の実践」の入り口

いきがいカフェ協会が大切にしている「美徳の実践」は、大きな行動である必要はありません。今回のチェックリストのように、自分の感覚にふと立ち止まって気づくこと自体が、実践の最初の一歩だと考えています。

気づいたことを、次に誰かと接するときの小さな行動に変えていく。その積み重ねが、地域全体の空気を少しずつ変えていくはずです。一人の大きな行動よりも、多くの人による小さな気づきの総量の方が、地域を動かす力になる、というのが今回のシリーズ全体を通じての考え方でもあります。

あなたの気づきを聞かせてください

このチェックリストをやってみて、印象に残った項目や、意外だった気づきがあれば、ぜひIKIGAIボードのコミュニティで教えてください。一人で振り返るだけでなく、他の人の気づきに触れることで、また新しい視点が見えてくるはずです。皆さんからの声も、今後の連載の題材にしていきたいと思っています。


この記事を読んで、何か感じたことはありましたか?

このシリーズは、宮崎に暮らす一個人事業主が、人権の専門家ではない立場から、皆さんと一緒に学び、考えていくための連載です。

私たちいきがいカフェ協会は、「尊厳教育」「美徳の実践」「生きがいをもつこと」という3つを、人権が尊重される社会をつくるための解決策の核だと考えています。

知識として知るだけでなく、日々の小さな気づきや実践を、同じ思いを持つ人たちと分かち合える場を、宮崎から育てていきたいと思っています。

IKIGAIボードでは、あなた自身の「生きがい」の傾向を知る診断や、同じテーマに関心を持つ人たちとのつながりを用意しています。よろしければ、覗いてみてください。

この記事を書いた人
ゆうとり

自分らしい生き方実現を応援するコミュニティ「いきがいカフェ協会」 代表
リザーブストック公式トレーナーとして個人事業主の起業を支援。3年間リザーブストックのカスタマーサーポートに従事し年間1000件以上の問い合わせに対応。伝統太極拳講師歴20年。2022年に宮崎市にUターン後、個人事業主の起業支援、心身の健康を取り戻すための太極拳、気功エクササイズの普及活動を行う。

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