「自分のルーツを知りたい」「日本人としての精神性を深めたい」――そんな想いを抱いたとき、あなたはどこへ向かいますか?歴史の教科書に登場する「神話の舞台」は、実は今もそのまま宮崎の大地に息づいています。
古事記や日本書紀に記された神々の物語は、遠い昔話ではなく、ここでは今もリアルな「空気」として感じられるのです。
天孫降臨の地が今も放つ、静かなる霊性
宮崎県の高千穂町は、天照大神の孫・瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が天から降り立ったとされる「天孫降臨」の伝承地です。
霧深い山々に囲まれた高千穂峡では、切り立った岩壁の間を流れる清流が、訪れる者の心を静かに整えていきます。
観光スポットとしての美しさだけでなく、その場に立ったとき、言葉にならない「懐かしさ」を感じる人が多いのは偶然ではないでしょう。
高千穂神社では、毎夜「夜神楽」が奉納されます。
岩戸に隠れた天照大神を呼び戻すために神々が踊ったとされるこの神楽は、1,000年以上の歴史を持ち、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
炎の揺らめきの中で繰り広げられる舞を見ていると、日本人の精神が何を大切にしてきたのか、身体の奥から静かに蘇ってくるような感覚に包まれます。
日向の国が育んだ「おおらかな神性」に触れる旅
宮崎の旧国名は「日向(ひゅうが)」――文字通り、太陽に向かう土地です。
神話においても、日向は神々が地上へと降りてきた聖なる場所として描かれています。
この土地に流れる精神性は、ただ厳かなだけでなく、どこか温かく、包み込むような「おおらかさ」を持っています。
宮崎市内の宮崎神宮には、初代天皇・神武天皇を祀る社が鎮まります。
また、青島神社は海に浮かぶ小さな島全体が神域とされ、「縁結び」や「再生」のパワースポットとして多くの人が訪れます。
さらに、日南海岸に点在する「鵜戸神宮」は、断崖の洞窟の中に本殿が設けられた唯一無二の神社で、「母なる大地に還る」感覚を体感できると言われています。
自然と神話と人間の営みが分かちがたく溶け合った宮崎は、スピリチュアルな感性を持つ人にとって、単なる旅先ではなく「自分が何者であるかを思い出す場所」です。
日本人の精神的ルーツを体の奥で感じたいなら、まず宮崎の風に身を委ねてみてください。
きっと、あなたの中で眠っていた何かが静かに目を覚ますはずです。

