ポトシの市街

ボリビアのアンデス山脈の約4000mの高地にあるポトシで1545年に発見された世界最大級の銀鉱脈は、「セロ・リコ(富の山)」と名付けられました。
水銀を用いた精錬技術アマルガム法が取り入れられ、17世紀半ばまでの100年間で世界の銀産出量の半分を算出し、王立造幣局で貨幣(銀貨)に鋳造(ちゅうぞう)されました。
ヨーロッパへの莫大な銀の流入は価格革命をもたらし、後の資本主義体制への移行の基盤となったともいわれています。
1572年にスペイン王フェリペ2世によって派遣された総督フランシスコ・デ・トレドが人造湖やダムなどを建設し都市を整備しました。
過酷な鉱山採掘作業はインディオやアフリカ人奴隷が強制的に集められ労働を強いられました。
19世紀半ばには銀は枯渇して街は衰退しました。
市街には、貴族の邸宅、労働者のための居住区などが残され、スペインから伝わったバロック様式と先住民の文化的要素が融合した「メスティソ様式」で建てられた教会があります。
🔴 YouTube動画
・負の世界遺産【ボリビア・ポトシ銀山】多くの犠牲が世界経済を動かした
・ポトシの市街(南米の旅16:ボリビア4)2017.2.7
🟡 Wikipedia・関連サイト
・ポトシ – Wikipedia
・ポトシの市街 – 世界遺産オンラインガイド
🟠 覚えておきたい英単語10選
1. 銀鉱山(silver mine) 2. 富の山(Cerro Rico) 3. 精錬所(refinery) 4. 造幣局(mint) 5. メスティソ様式(mestizo style) 6. 鉱山都市(mining city) 7. 高地都市(high-altitude city) 8. 強制労働(forced labor) 9. 銀鉱脈(silver vein) 10. 危機遺産(endangered heritage)
🔵 旅程
- 日本(羽田・成田) → アメリカまたは欧州経由 → ラ・パス(ボリビア)へ
- ラ・パスから国内移動でポトシへ:国内線飛行機、または長距離バス
- 市街歴史地区・造幣局・セロ・リコ鉱山などを見学
ポトシの街を歩くと、かつて世界を動かした銀の力がどれほど大きかったのかを肌で感じます。
標高4,000mの空気は薄いですが、石造りの教会やコロニアル風の邸宅が並ぶ静かな街路には、繁栄と苦難の歴史が刻まれていることを思わず考えさせられます。
セロ・リコ山を見上げた瞬間、富と犠牲の象徴が目の前に立つようで、胸が熱くなりました。
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